虜になる、味。

Products

私たちにしかできない、つくれない味を追求しました。

農家直営の強みと言えば、旬の時期が分かること、鮮度の高いまま販売、加工できることです。木で完熟したくだものはやはり味わいが違います。農産物加工品の味わいも原材料の品質と加工の仕方で変わるため、加工のプロと一緒にベストな味わいを追求しています。

栽培のこだわり1

古谷葡萄園では、30年以上にわたって草生栽培による土づくりを行っています。ライ麦草生と雑草生の2パターンで、どちらも不耕起栽培です。導入当初は、緑肥と土壌の物理性改良(土の団粒化や土壌生物を増やして豊かな土壌にすることなど)が主な目的でした。その後、地温が急激に上昇しないことや土壌流亡を防ぐ効果など、さまざまなメリットがあることも分かってきました。地球温暖化を抑制するための取組みであるフォーパーミル(0.4%)イニシアチブでも評価されています。

栽培のこだわり2

古谷葡萄園では、剪定した枝を炭にしたり、チッパーで粉砕したりして畑に撒いています。土壌に有機物を投入することによる土づくりを行うためです。最近では、フォーパーミルイニシアチブという取り組みも世界で広がりを見せています。(土壌表層の炭素量を増やすことによって、人間の経済活動によって増加する二酸化炭素を実質ゼロにすることができるという考え方です。)日本の都道府県で山梨県は初めて参加しており、草生栽培との相乗効果で、土壌の炭素貯留と生物多様性にも貢献するものです。

栽培のこだわり3

いちごの栽培では、自家製有機発酵培養液を使用して虫や病気に負けない元気な株を育てています。昔ながらの土耕栽培(土づくりなど管理が大変な方式だが、味が濃厚になる)を採用しています。潅水に使用しているのは南アルプスを水源とする飲用可能な地下水です。年間を通して水温が安定しているため、冬期にはこの地下水をハウス内の加温にも利用しています。暖房機を使わないため環境にやさしく、また厳しい寒さにさらされてじっくり育つので、味わい深く、噛み応えのある果肉を楽しむことができます。

Fruit

盆地特有の気候で
甘く実った果実。

山梨県は全国的にみても、年間日照時間がとても長く、作物を元気に育てるのに必須の太陽光をしっかりと受けることができます。盆地特有の気候によって、日較差や年較差が大きく、降水量も少ないことから、しっかりとした味わいのある作物を育てることができます。

口に入れた瞬間の鮮烈な触感とさわやかな甘み

古谷葡萄園のシャインマスカット

いまやぶどうの範疇を超え、人気フルーツのトップ集団を牽引している感のあるシャインマスカット。昔ながらの巨峰、ピオーネも根強い支持がありますが、シャインマスカット人気はすさまじく、当園でも栽培面積を拡大中です。
苗木を新植したのち数年間は幼木期ですが、この時期の果実は粒が小さい一方、香り、糖度が高く、より濃縮された味わいを楽しむことができます。(ほとんど市場に出回りませんが。)成木期には、粒も大きい、見栄えの良い果実になります。熟度、糖度、旬の時期を見極めた、一味違うシャインマスカットをぜひお試しください。

芳醇な味わいと香り、濃厚な甘み

古谷葡萄園のクイーンニーナ

当園がおすすめする品種、クイーンニーナです。実はこの写真のように赤く着色させることは難しい品種です。近年の温暖化の影響で、赤系、黒系のぶどうの着色不良がぶどう栽培にとっての大きな課題となっています。着色が難しいとはいえ、あきらめてしまうのは惜しいほどの味わいなので、いろいろ工夫しながら栽培を続けています。一房全体が真っ赤にならずとも、熟度、糖度、香り、味わいはほとんど遜色ありません。リピート率の高い品種です。まだ食べたことのない方はぜひお試しください。

盆地の厳しい寒さの中じっくり育った味わい

古谷葡萄園のいちご

これまで複数品種を栽培しましたが、一番いちごらしい美味しさを感じた紅ほっぺを栽培しています。量より質を重視しています。温度が高ければいちごは早く収穫できますが、暖房機を使わず温度を低く抑えることで、収穫までの時間が長くなりその分しっかり味を深めることができます。収穫は完熟&つる付きで行います。市場流通している主ないちごは、流通や店舗での日持ちを考慮して早摘みしているものが多いです。当園のものは基本的に県内販売か発送ですので、ぎりぎりまで糖度、香りを高めて収穫しています。ぜひお試しください!