未来に向けて、できること。

Impressive.

わたしたちについて

古谷葡萄園は、親子4代に渡って甲府盆地で農業を営んでいます。米麦・養蚕農家でしたが、時代の変遷により1959年にぶどう栽培を始めました。現在は、いちご栽培も取り入れ、夏秋はぶどう、冬春はいちごの収穫を行っています。わたしたちは近年の環境変化を肌で感じています。農業分野に限らず異業種とも連携し、これからの時代を見据えた新たな農業の形を作りたいと挑戦しています。

Producer

「食のプロデューサー」
として。

みなさんはプロデューサーと聞くと何をイメージしますか?私のイメージはTV局にいる肩に薄手のセーターを羽織ったプロデューサーです。某テレビ局の影響を受けすぎかもしれませんが。(笑)
Producerという言葉を調べると、生産者、製造者という意味が見当たります。私たちに適用すると、農産物の生産者ということになります。これにみなさんの食卓の演出家という役割を加え、「食のプロデューサー」でありたいと考えています。

食のプロデューサーとしては、畑で作物が育ち食卓に運ばれるまでの過程を重視します。畑においてどのように育てられたのか、その年の気象条件はどうだったのか、その年だけでなくその年に至るまでにどんな風に育てられたのか、野菜と違い果物は長ければ数十年間同じ木から収穫するものなので、過去の経歴が重要です。当園では、30年間にわたる草生栽培を基軸にして豊かな土壌を作り上げてきました。昨今において草生栽培は、温暖化抑制につながる「フォーパーミルイニシアチブ」の取り組みにおいても注目されており、環境に配慮した農業経営の一環としても継続していきたいと考えています。

古谷 崇 Takashi Furuya

古谷葡萄園 代表取締役

山梨県甲府市生まれ。3代続くぶどう農家の長男。大学入学以来山梨を離れていたが、30代後半に帰郷、農業訓練の後、就農。ぶどうに加え、冬春期はいちごの栽培。農業を始めて以来、都内マルシェ出店、農産物加工、海外販路開拓、スイーツのコラボ商品開発などに取り組んでいる。農業を将来性のある魅力的な産業にすることを念頭にさまざまなアプローチを展開中。趣味は、椅子集め。

帰農本能。

農家を始めて8年(2022年2月時点)になりますが、農業は尊い職業との認識を持てるようになりました。そのこころは、食は人生に欠かせないものだからです。命の根源である食物を生産する職業に携われているのはとても幸せなことだと思います。

農家の長男として生まれた私ですが、両親から農家を継げと言われたことは一度もなく自由にさせてもらいました。大学卒業後に就職したのが外資企業。同僚の約半分が英語をしゃべれる環境下、私はからっきしだめ。それまでも海外への憧れはあったものの飛行機に乗ったことすらなく、20代半ばを迎えていました。そこで一念発起しカナダへ語学留学。約一年間、英語を学習しながら自然豊かな異文化の環境で過ごせたことは今でも大きな財産と感じています。帰国後も外資企業で働きましたが30代も後半に差し掛かったとき、そうだ山梨へ帰ろう、と思い帰郷しました。(もともと田舎暮らしなので都会生活に馴染んでもいなかったことや、農家の長男であることも意識の片隅にありました)

というわけで、本人も周りも想定外の就農となったわけですが、今に至って農業の大切さを感じている次第で・・・。人を生かし健康・活力の源たる農業、環境を守る農業、景観に豊かさを与える農業、さまざまな観点から農業の価値を感じます。農作業は毎年同じことの繰り返しに違いありませんが、その繰り返しによって命が育まれることを想像すると、身が引き締まります。そんな農業をこれからも維持し、できるだけ多くの方々とその大切さ、喜びを分かち合えるよう、これからも頑張っていきたいと思います。

古谷 朋美 Tomomi Furuya

古谷葡萄園 代表の妻

東京都葛飾区生まれ。大学では政治経済を専攻。都市銀行のシステム部でSE職として勤務。退職後、小沢一郎政治塾入塾(2期生)、海外一人旅、ブレスボイストレーニング研究所入所等、好きなことを追及。その後、総務省自治行政局に非常勤職として勤務、結婚を機に退職。2014年3月に山梨県甲府市へ転居、今に至る。3児の母。学習塾運営。話す力要請認定講師(アルバエデュ)。読み聞かせボランティア活動。

土作り、人創り。

夫が家業を継ぎ農家になることを決め、家族で甲府へ転居しました。農家の嫁として頑張るぞ!と息巻くも夫の勧めや義両親の応援もあり、学習塾(公文式)の指導者に。そちらの仕事が主となり、農業は農繁期のサポーター的役割です。古谷葡萄園の法人化、直営店舗OPENに伴い、より農業に深くかかわり『いまここで私たちに出来ること』を夫と実現していくつもりです。

当園は市街地にあり、大自然の中の農家ではありませんが家の隣に畑があり、富士山・南アルプス・八ヶ岳他の山々を遠景に家族一緒にワイワイ過ごす生活は東京の下町で生まれ育った私にはとても新鮮!壮大で美しい景色を目にするたび、未だにいちいち感動しています。
当園では滋味あふれる果実や加工品を揃えております。また、さまざまなプログラムも用意しています。東京からほど近くに位置しながら、自然を豊かに感じることのできるやまなしをご堪能いただけましたら幸いです。
農業の他、教育に携わる者として子供たちには(大人も?!)本との付き合い方や対話で育まれる国語力が大切だと考えています。当園の栽培に関する絵本もつくりました。それらを通してのコミュニケーションも楽しみにしております!

Company Profile

古谷葡萄園について

社名
株式会社古谷葡萄園
所在地
山梨県甲府市甲府市蓬沢1-6-10
代表取締役
古谷 崇
資本金
300万円
事業目的
(1) 農産物の生産、加工及び販売
(2) 農産物の貯蔵及び運搬
(3) 農作業又は農業生産に関わる作業受託
(4) 農業生産に必要な資材の製造販売
(5) 農産物を原材料とする加工品の製造及び販売
(6) 農産物の加工に関する作業受託
(7) 農産物及び農産物加工品の直売所の経営
(8) 観光農園、貸農園及び農業体験型学習施設の経営
(9) 飲食店業
(10) 前各号に附帯関連する一切の事業