古谷葡萄園は1959年以来、山梨県甲府市でぶどうを栽培してきました。甲府盆地から見える富士山、八ヶ岳、南アルプスなど四方に広がる山並みを日常の風景としながら農作業に従事しています。
当園では農産物販売のほか、農業関連プログラムやワークショップを用意しています。忙しい日常生活を離れて、農業に触れてみたい方や、農業を知りたい・始めてみたいと考えている方を応援したいと思います。HPやSNSなどを通じて、農家が気づいたことを発信しながら、皆さまの食卓、食生活が豊かになるような取り組みを図っていきたいと考えています。
農作物は売ったらおしまいではないと考えます。食卓に上って食べられたときの笑顔を想像して、それを作り出す。食のプロデューサーという言葉に私たちが込めた思いです。
山梨県甲府市生まれ。3代続くぶどう農家の長男。大学入学以来山梨を離れていたが、30代後半に帰郷、農業訓練の後、就農。ぶどうに加え、冬春期はいちごの栽培。農業を始めて以来、都内マルシェ出店、農産物加工、海外販路開拓、スイーツのコラボ商品開発などに取り組んでいる。農業を将来性のある魅力的な産業にすることを念頭にさまざまなアプローチを展開中。趣味は、椅子集め。
東京都生まれ。大学では政治経済を専攻。都市銀行のシステム部でSE職として勤務。退職後、小沢一郎政治塾入塾、海外一人旅、ブレスボイストレーニング研究所入所等、好きなことを追及。その後、総務省自治行政局に非常勤職として勤務、結婚を機に退職。2014年3月に山梨県甲府市へ転居、今に至る。3児の母。学習塾運営。話す力養成認定講師。読み聞かせボランティア活動。
当園のぶどうの収穫期間は7月下旬から9月下旬です。一般的にぶどうの季節は秋というイメージが強いため、7月にぶどう?!と驚かれる方も少なくありません。甲府盆地は温暖な気候ですので、全国的にも見ても一早く露地ぶどうを収穫することができます。現在は、巨峰、ピオーネ、ブラックビートなどの黒系、シャインマスカットの緑系、クイーンニーナ、ベニバラードなどの赤系と、醸造用の甲州を栽培しています。新品種も随時試験的に栽培しています。
当園のいちごの収穫期間は12月下旬から5月下旬です。冬と春のいちごの味わいは異なり、それぞれの良さがありますので、ぜひお試しいただければと思います。山梨県のいちご栽培はぶどうや桃に比べるとそれほど盛んではありませんが、実は土壌との相性が良く美味しいいちごが実ります。同じ品種でも、道を挟んでこちらとあちらのハウスでは味が微妙に違うなど、繊細な味わいを楽しむことができる作物ですので、農家それぞれの特徴をご堪能ください。
古谷葡萄園が直営するフルーツ専門店を2022年冬にOPENします。当園のものに加え山梨県産の旬のくだものをセレクトし、自信をもっておすすめできるフルーツをご提供いたします。ショップに併設したキッチンでは、旬のフルーツを随時加工しています。一つひとつの完成度を高めることに注力し、売り手として納得のいく味わいの加工品のみを厳選販売いたします。
ショップの役割は、販売のみでなく、情報発信拠点としても捉えています。実際足を運んでいただいたお客様が、新鮮な農産物に直接触れる場所として、農業を身近に感じる場所として、あるいは心安らぐ場所として、皆さまにとって心地よい空間であることを願っています。
また、畑で作物が育ち食卓に運ばれるまでの過程(Farm to Table)を可視化していきたいと思います。農家が見た栽培現場や、その年の気象、環境変化などについて、逐次SNS等でお伝えするとともに、普段みなさんが食べているものがどこでどのように育てられているのかについての意識向上につながるような取り組みを行いたいと思います。
並行して、農業体験や商品開発などのワークショップを開催する予定です。食のプロデューサーとして、農業や食べ物に興味を持ってもらう方が増えるのはとてもうれしいことです。
当園では、農業関連プログラムやワークショップを随時開催する予定です。開催のさいは、こちらからお知らせいたします。公開までしばらくお待ちください。